増毛町は美しい町です
はてなフォトライフリニューアルを記念しまして、これまで私が帰郷の度にコツコツ撮りためてきた、我らが増毛町の写真の一部をアップロードしました。一括アップロード最高ですね。
他にもたくさんの写真があります。ぜひ、下記よりスライドショー機能でご堪能ください。
増毛町は美しい町です
悲しい知らせと嬉しい知らせ
この3月をもって増毛第二中学校が約60年間の歴史に幕を閉じました。
この10年間では、雄冬小学校(1892年-2002年)、雄冬中学校(1947年-2002年)、信砂小学校(1902年-2006年)に続き4校目の閉校ということになります。
1947年度に開校した時は生徒数265人だったのが、2006年度にはわずか33人に減少したこともあり、閉校が決定したとのこと。
一方、嬉しいニュースもあります。経営難のため、2007年11月に町が町内から経営主を公募したホテル増毛ですが、国稀酒造が町と賃貸借契約を結び、着々と改修工事が進んでいるようです。名を「オーベルジュマシケ」と改め、増毛町出身のフレンチシェフ三國清三さんの監修により、料理がメインの宿泊できるレストランとなる模様。
青空にくっきり映える白と青のコントラストも美しく、後ろには真っ白な暑寒別岳があり、海辺のオーベルジュにふさわしいたたずまいです。
元町民としては、旧ホテル増毛にあった町で唯一のカラオケ部屋がどうなるのかが心配なところです。
三國氏といえば、増毛町の素材を氏が運営するレストランでフィーチャーすることでおなじみですね。筆者は小学生の頃、TVクルーとともに調理実習の講義をしに来た三國氏にオムレツを習い、気になるそのお値段を真っ先に尋ねた思い出があります。
4月7日毎日新聞夕刊より
街は静かだ。週末の真っ昼間だというのに、目抜き通りにはほとんど人通りがない。残雪のあるJR留萌(るもい)線の終着・増毛(ましけ)駅の待合室はがらんとしていた。近くの民宿経営者は「3月いっぱいまで街は“冬眠中”で、ニシン漁で栄えたころの面影はない」と言った。
「人口は毎年約100人ずつ減少」とか「漁獲資源の枯渇で廃れてしまった」とかネガティブワードが並ぶ、いまいちテンポの悪い文章ですが、「かつて見て感動した邦画の撮影場所を歩く新企画「銀幕有情」の第1回として増毛町を選ばせてもらった。」というあたりの選出眼はさすが。
マーシーくんについてもう少し詳しく
前々回、増毛町のマスコットキャラクター「マーシーくん」を取り上げたところ、望外の反響を得ましたので、久しぶりの更新となる今回はマーシー君にまつわる Tips を2つご紹介します。
マーシーベンチ
増毛町には各所にマーシーベンチがおもむろに設置されています。疲れた体をいたわるためにベンチにまで姿形を変えるマーシーくん。粋です。誰だ、スカートの中を盗撮されるんじゃないか、なんて言ってるのは。
もちろん町民からは大好評のため、増毛町機能訓練事業利用者友の会「なかよしクラブ」による意見交換会ではこんな要望も寄せられています。
- 固定式にして冬でも使えるようにできないものか。
- 中心街にのみ設置しているが、集落地域にも設置して欲しい。
- 全てのバス停にベンチがあれば通院や買い物が非常に楽になる。
もうみんなマーシーベンチのない生活には戻れません。
ゆうゆうマーシー、および地域通貨「ゆうゆうマーシー」券
「ゆうゆうマーシー」は、地域通貨を活用して「してほしいこと」と「できること」のマッチングに
よるボランティア活動やリサイクル、まちづくり活動などに取り組んでいる団体ですが、その活
動は、増毛町モデル構想の推進はもとより、地域コミュニティの活性化に向けて大きな役割を
担っており、高く評価されているところです。
そんなゆうゆうマーシーが、ボランティアをしてもらう人の気兼ねを解消するために発行しているのが増毛町のみで使用可能な地域通貨「ゆうゆうマーシー」券です。当然ながら利用価値は拡大の一途をたどり、現在はゴミ袋や温泉入浴券などとも交換できるようになっています。
なんということでしょう。マーシーくんはみんなの心の中だけでなく、疲れた体をいたわるベンチにも、感謝の気持ちを伝える地域通貨にもなるのですね。
おまけ
北海道の市町村にはマーシーくんの他にもいろんなマスコットがいます。それぞれが北海道の各市町村を代表する立場にあるため、互いの苦労を理解し合いながらも、まちづくりに対する意見の対立や知名度争いを繰り広げるライバルでもあるというアンビバレントな感情を抱き合う仲です。
都道府県市町村マスコット北海道
しかし、我らがマーシーくんだけなぜか写りが悪(ry。
かもめのマーシーくん
渋谷区鉢山町の一部で局所的なブームを巻き起こしている増毛町ですが、本日は増毛町のマスコットキャラクター、かもめの「マーシーくん」を紹介したいと思います。
こいつです。
いいですねぇ。クールですねぇ。澄み切った瞳の持ち主ですねぇ。
こうして町のイベントがある度に、町民の元に降臨してきます。
どアップ。やはり澄んだ瞳をしています。だから、増毛町に住む方々は皆澄んだ瞳をしているわけですね。
旭川出張。大使としての公務も責任を持って果たします。
久しぶりの遠出に少し浮かれるマーシーくん。
ところで、なぜ、かもめなのでしょうか?これは、そもそも増毛町の「ましけ」がアイヌ語で「かもめの多い場所」という意味の「マシュキニ」「マシュケ」が語源となっているところからきているわけです。へー。